日銀金融政策の現状維持発言があったものの想定していたような過度な円安へとは発展せず、豪ドル円そのものはヨコヨコ相場でしかありませんでした。
中国政府がいろいろアレな自国株価操作命令を出してか、今週は見た目持ち直したこともあり、「豪ドル」そのものは弱体化を踏み留めているような状況下にあります。
さて、今週の値動きを振り返ってみましょう。
週初めから素直に下落していくかと思えば、多少は戻しを付ける形で週後半にかけては相場を引き上げてこそいますが、「売り」も強く、市場参加者的には「戻り売り」目線と捉えているような値動きです。「米ドル」とは違い、こちらが強くなるような話も今のところは無いため、やはり上値は重いままと言えるでしょう。
週明けからも引き続き「下落」目線で良いかとは思います...が!ここはクロス円の宿命、週明けからは「米ドル円」の方が高値更新トライを仕掛けてきそうな状態にあるため、素直に戻り売りによって下がるかどうかは少し疑問符がつきます。
米国経済指標結果が軒並み良好だったことで「米ドル」が盛り返してきていますが、「豪ドル」も言うほど落ちてはいません。勢力バランスで言えば、両者拮抗状態となっています。常時のレートに比べれば「豪ドル」は激安領域ですが超次元の下げまで来ては居ませんので何処かのタイミングで株の大暴落が発生した際は異次元の下げに見舞われるのかもしれませんので要注意です。
豪ドル米ドルについても結局はヨコヨコ相場であり、先週と状況が変わっていません。
先程言いましたように「株価の暴落」についてですが、基本的に考えられるシナリオとしては日経平均株価関連、つまりに例のガイコツ発言で意識されまくっている4月の春闘による企業側の給与対応回答結果次第となることでしょう。市場は「利上げ」出来る程に日本企業の業績は良いだろうと見ているところに「んなわけねぇだろっ!」的な回答でもあれば過熱している暴騰が一気に投げ売りに転じるものと思われます。ちゃんとした期待通りの回答が出たら真逆の更なる大暴騰へ突っ走る展開もあり得ますから結構厄介なイベントであると認識しておいた方が良さそうです。
米国経済のソフトランディングが現実路線としてあり、このまま行けば「利下げ」も予定通り行われ、株価暴落の引き金になることは考え難く、中国経済についても...まぁ、うん...
見た目だけであろうとも各国の経済が順調なら「豪ドル」は暴落を免れると思います。
今回は過熱している日本株がどうなるかが鍵ですが、さてどうなりますやら...
「円安」だから株価好調という数字のマジックではあるものの、ガイコツが呟く大地の力と第二の力でナントカナルンジャネーーノ??
あとは自民党の大敗が現実のものになった場合、日本衰退の諸悪の根源が下野したと海外投資家が認識した段階で日本円は瞬間的に猛烈に買われることになるでしょう。
実のところ日本企業についての評価は高く、腐れ政府が消えるというのは日本復活の鍵であると考えている投資家も中には居るようです。例えるならばトルコのエノレドアソ政権が倒れたらトルコリラが買われるという程度の話なのかもしれません。
まっ、先のことなど言うだけ野暮ですので、妄想レベルのお話ですよ、ウヒャヒャ
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