またしばらくは助からないかと思われた例の指標ギャンブルによって生まれたクソポジが、今週の消費者物価指数関連の指標結果からオーストラリアのインフレが悪化していたことによる利上げ観測期待が高まったことで相場が上昇した結果、クソポジ助かるというミラクルが起こった今週の豪ドル円相場。
しかしそこは「豪ドル円」、高値を抜けて96円を目指すかと思いきや下げるといった半ばお約束の流れを守った形で今週の引けを迎えました。
それでは改めて今週までの「豪ドル円」の流れを確認してみましょう。
これまでの流れを見て分かってきたことがあります。
オセアニア通貨によくあるレンジ相場だコレ
トレンドというよりは、およそ下値94円前後~上値96円前後を基準としたレンジを形成しております。「米ドル円」は高値圏推移をしておりますが大きな変動もなく安定的であり通貨価値への寄与度はあまりなく、対して豪ドル米ドルの流れそのものがそのまんま豪ドル円の流れと一致するといった具合となっております。
ただ、この一連の流れも週明けの火曜日にある日銀会合の結果次第で、上の価格帯にシフトするか、下へ逝くかで大きく変わることが予想されます。
本来であれば、基準ラインに接近してきて下へブレイクせずに跳ね返ったのを確認したら「買い」を入れ、上値の手前で利確をし、そこから下がるのを確認したら「売り」で入り下で利確といった感じで自動売買系が得意とする相場感でしかありませんが、来週ばかりは違います。
「日本円」に関わる大きな流れ、確実な転換点となると思われる大事な会合ですから、流石にこの期に及んで「金融緩和は永遠に不滅です!」宣言だけを出すとも思えません。日銀と政府、財務省の思惑、今回ばかりは「過度な円安を食い止める」ことに主眼を置いているのですから、何かしらのアクションがあって然るべきですし、市場もそういう流れで睨んでいます。明後日の方向に行かなければ良いですが、果たしてどうなるのか?
では続いて、豪ドル米ドルの流れも見てみましょう。
こちらはレンジというよりは、「米ドル」が若干強いという具合で下がり気味とはなっていますが、長期足において底値圏に近いこともあり0.62豪ドル米ドル台に突入すると「買い」が入るような感じで動いております。
米国に比べ、利上げ観測が高まっているオーストラリアですので再び0.64台まで上がる場面も出て来そうですが、そうなってくるとまた「売り」が入ってきますので下がるといった流れにはなってきそうであります。
全世界景気後退懸念なせいか、米国が利上げし過ぎて経済活動がそのうち○ぬんじゃね?疑惑からか株価が中国を除いて下落傾向にあります。そうなると「豪ドル」は真っ先に売られますのでおよそ高値で停滞は考えられないと思います。
裏を返せば普段より相場が高い位置に来ているのであれば「売り」でエントリーすれば爆損率はかなり下がると思います。逆に「買い」で「豪ドル円」に入った場合、スワップで儲かるものの、しばらく助からないクソポジに昇華してしまう恐れもあります。
やはり「買い」は長期保持はせず、節目まで来たら即利確というせいぜいデイトレードに留めておいた方が良いのかもしれません。
今回、仮に日銀が何もせんとなったとしても「豪ドル円」自体の変動幅はそこまで影響がないのかもしれませんが、報告内容によっては大きく動き過ぎる展開も無いわけではないため月曜日のうちにポジション整理しておくことをお勧めしておきます。
指標ギャンブル大好き勢でないのであれば、ブログ主のオッサンのようなことだけはしないよう切に願う次第でございます。
あとは 勝利の栄光を君に!(腹では裏切る気満々で
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