今週の米ドル円、日本時間深夜のパウ爺発言を経て、いよいよ150円台定着か?といった相場感を示していましたが、週末金曜日には一気に150円を割れる程の下落を見せた次第です。
一部には「もう米ドル円は天井をつけたんだ」とヒャッハーして喜んでいる人も居たようですが、果たして本当にこのまま米ドル円相場は下へとイクのでしょうか?
改めて、今週の値動きを確認してみましょう。
先週から相場は物凄く安定しており、149円前半~150円手前付近にて推移しておりました。途中一旦の下落を見せる場面もありましたが、あくまで押し目程度。基本的には指標や要人発言前の手仕舞い、利確程度の値動きであり「米ドル」を投げて「円」を買うといった流れとも違いました。結局、要人発言の趣旨が市場に伝わるや否や、「米ドル」にいっそうの「買い」が入り相場を押し上げ、一時151円手前を付けるに至った次第です。しかし高値を付けたあとは、来週火曜日に迫る「日本政策金利発表」、「日銀会合報告」といった重要イベントが控えていることもあり、金曜日は週末手仕舞いがいつもより多かったように思われます。
さて、かなり大き目な下落のようにも見えますが、果たしてこれは「下落」と捉えて良いレベルなのか?
ここに関してオッサンは「押し目」程度の下げでしかないと考えます。
なぜならばここまで来た上昇トレンドの波の起点に対し、微塵も下がってない程度の下降レベルでしかないためです。先週の値動きに対し、高値、安値共に切り上がっており、今週は上昇のダウも成立させております。またオシレータの状態を見ても確実に「買い」が入ってくるレベルの状態のところで今週は引けております。
そしてこれまでの値動きパターンから考えるに、少なくとも来週以降に高値更新を試す、しかも今度は大幅な更新をしかけてきそうな様相を示しています。
今週の最高値を付けたとき、大口の利確とAIによる回避挙動か瞬間で1円程下落したタイミングがありました。値動き的には一瞬、介入が来たのかと警戒もしましたが一過性のものであり今回もまた財務省による介入ではなかったようです。ただ、このことが原因で一旦「円売り」ポジションを手放した層も居たようで、介入でなくても「日本円」にとってプラスに働いた事象であったことは間違いありません。市場関係者に為替介入に関する警戒心が再び沸いた瞬間でもありました。
では来週からの米ドル円もこれまで通り青天井に上昇を続けていくかと言えば、
全ては日銀次第
です。
そして今回の会見内容についてはいつも以上に注目されています。
宇宙人ウエダーが例の如く「粘り強く金融緩和を続けていきまつ!!」などと宣おうものなら激烈な「円売り」が走ることもまたほぼ間違いないでしょう。
とはいえコレの発生を少しでも和らげるため、間違いなく「国債利回りのYCC許容幅を拡大する」は実行してくるものと思われます。
そしてIMF側から釘を刺されてる為替介入についてもD・コスモが「そんなの関係ねぇーっ!!いいから介入だっ!!!」と仕掛けてくるタイミングもこの日銀会合の記者会見のときかもしれません。
今回ばかりは今後の「日本円」の行く末を決める上でも重要な会見であるため、市場関係者が非常に注目しているのもまた事実です。
何処かを犠牲にしない限り、先へは進めなくなっているという日本の金融政策、果たして宇宙人ウエダーや異次元人キシーダ、更にザイムのハ○茶瓶ズの思惑は一体どこにあるのか?答えは来週の火曜日に明らかになるといった具合でしょうか?
ひょっとすると「マイナス金利」の撤廃くらいは今回やってくるかもしれません。
マイナス分をゼロにしたとて圧倒的な金利差が米国との間についていることには変わりなく、元の円の価値水準にすぐ戻るとは考え難く、引き続きショーターのマイナススワップ地獄は続くものと思われます。
今週の我らが爆損王の狂人強度は先週に引き続き1億パワー手前で踏みとどまってはいるものの、数多くの「フラグ」発言を繰り返しており、1億パワー突破についても時間の問題でしかありません。
彼が助かるか否かはほぼ日銀次第。
「米ドル円」トレードは日銀の意向が伝わってからした方が初心者にとっては身のためかもしれませんね。
ド短期売買で頑張るというのはボラが大きいときでないと困難であるため、日銀会合手前の週明け早々は駄目かもしれません。
あとは見~~て~るぅ~~だ~~けぇ♪
推奨の週前半ですよ!
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