今週は主要各国の指標やら会合やらで「豪ドル」自体も買われたり、売られたりと忙しく、加えて日銀金融政策決定会合に伴った警戒から来た一時的な「円買い」、方針発覚後の「円売り」によって上がったり下がったりしたのが「豪ドル円」でした。
では改めて今週の豪ドル円の流れを確認してみましょう。
米ドル円同様に米国重要指標が控えていた週の前半での動きは特になく、状況が明確化されてから売買が活発化したというのは同じだったかと思います。週後半は日銀のマイナス金利撤廃予想を加味していたのか「円買い」が走る場面もありましたが、そんなわけもなくいつも通りと分かるや否や「円売り」といった流れにて「豪ドル円」は再び値を上げた状態で今週の引けを迎えました。
週足レベルのダウは高値、安値共に先週より切り上げておりますので来週も引き続き上昇トレンドは継続となります。そもそも「円売り」がこの程度で終わるはずもなく、来週も更に売られまくって「米ドル円」は高値更新していくと見て間違いないと思います。そして例のソーラービームに関してもこの価格帯では撃ってこないと市場が判断し始めてきていることからも投機的な円売りが更に加速するものと考えられます。しかしながら「豪ドル米ドル」の値動きが基本となるクロス円でもありますので、いくら「米ドル円」が高騰しようともそちらが下がるのであれば高値もまた限定的と思われます。
基本的に1豪ドル 96円はかなりの高値圏です。当然、「売り」エントリーが入りやすい為替値帯であることからも、ここからロングを考えるのは少し無謀かもしれません。
週明けからの流れを見つつ、トレードの際は押し目なのか下落なのか見極めが必要かもしれませんね。
引き続いて、豪ドル米ドルの今週の値動きを確認してみますと、
FOMCまでは「米ドル」の利確や調整が入ってか相対的な上昇を見せていましたが、タカ派姿勢崩さずが判明すると「米ドル」の買戻しも入り以降は下落、戻りの上昇も浅いことから上値が重いままと見て良いでしょう。欧州は結局景気悪いという嫌気から「豪ドル」売りが走った場面もありますが、もっと最悪な中国の株価が堅調なことから「買い」も一定数入るなど下落幅も少なく、ある意味底堅い状況ではあります。
といった具合に「豪ドル円」の流れはこれら情勢にかなり翻弄されてくるため、常にチャートを確認するなど突発に備える必要があるかもしれません。
ド短期のスキャルピングが適しているかもしれませんが、あまり美味しい話でもないため、今は積極的にトレードをする通貨では無いように思います。
景気後退と言えば売られ、中国株価良いなら買われ、米国金融引き締めまだまだ利上げされるとなれば売られる「豪ドル」
まぁ、正直な話、豪ドル円が100円目指すのは少し難しい気もしますが、果たして?
▽たまには下バナーもクリックしてやってつかぁさい▽