オーストラリアのインフレは落ち着いてきているとはいえ、依然として高い状態であるということは米国のそれとあまり変わらない状況でしかありません。
今週は米ドル円が大落下した週でもあることからクロス円も軟調になっている...とはいかなかったようで豪ドル円の下げ幅は実際のところたいしたことはありません。
とはいえ、以前にブログ主のオッサンが買いポジを放棄して逃亡した価格帯にやっと相場が落ちてきたという意味では押し目程度の下落がやっと出てきたかなといった具合です。
それでは改めまして、今週も豪ドル円を振り返ってみましょう。
実のところ、先週の高値を超えるところまでは一旦上昇しているたことからも安易に下落トレンド入りしましたとは言えない状況下です。その一方で安値については下割れしているため、週明けの戻り上昇が今週の高値を超えてこないようであれば、その付近からショートを打つという戦略をとることが可能な相場となってくるのではと考えられます。とはいえ実際にどうなるかはまだわからないため、今のところの流れとしては精々レンジの下限付近に相場が居る程度といった感じでしょうか?
逆にここから更に安値を掘り続けてくるようであれば、強めの下落と見ることも可能です。ただ如何せん豪ドル米ドル側がレンジ相場気味であることからも、こちらに関しては米ドル円の値動きがその変動基準となってしまうため、あちら側が下げ止まるとなると下値も限定的となってしまうかもしれません。米国経済後退による「米ドル円」の一定の下落は考えられますが、「豪ドル」が買われるという状態が無いわけでもないため、豪ドル米ドルが「米ドル」弱体要因によって上昇を見せる場面があるのであれば、豪ドル円は上がりもせず、下がりもせずといったボラティリティが少ない相場に突入してしまうといったことも考えられます。
その豪ドル米ドルの今週の値動きは以下のようになっております。
下がりもせず、上がりもせずといったいわゆるレンジ相場状態です。
特筆すべきことはありませんが、只今の為替値はレンジ上限付近ですので下限までの値幅をショートで狙うという戦略はアリな相場ではないでしょうか?
その際の利確位置の判断はRSI 38.3%まで落ちてきたらで問題ないかと思います。
「豪ドル」は8月に売られやすいというアノマリーもあるそうなので、ロングエントリーはド短期利確を狙うのみ、通常トレードではショートが狙えるタイミングを主眼にエントリーポイントを模索しておいた方が爆損率が下がるとみて間違いないでしょう。
というわけで、今からの相場は直近高値まで戻すのをひたすら待った後にショートでエントリー、市場の意識帯付近まで落ちてきたらそこで一旦利確する、この繰り返しをしていれば良いのではないかとブログ主は妄想しております。
などと考えていると高値ドーンしそうですが、「豪ドル」は高値止まりする通貨ではそもそもありません。いつか必ず下落してきます。マクロ的に見れば大きなレンジ相場で動いているだけの通貨でしかないため、今の為替値がそもそも値動きのどこに当たるかを大きな時間足(週足、月足以上)のローソク足チャートで一度確認してみるというのも良い手段だと思いますよ!