XXL Loss Case BooK 大爆損

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2023年 妄想0020 豪ドル円値動き確認 3月27日(月)~3月31日(金) まで

今週の豪ドル円は週末の欧州指標発表まで綺麗な上昇トレンドを形成した一週間となりました。先週までとは打って変わって高値安値を更新するまでにその相場を戻してきたのです。金融関連のリスクオフ姿勢は次第にとかれ、懸念材料に上がっていたドイツ銀行の件もクレディーと異なり経営姿勢は盤石であると格付け機関に太鼓判を押してもらったこと等からも市場はややリスクオン姿勢に変わってきた感じです。

これにより米国株価も上昇に転じ、「豪ドル」にとってはプラス材料となりました。また米国のインフレは今週の指標結果からもピークアウトが濃厚、金融引き締めのための利上げも2023年内にあと1回するかどうかだというかたちでFRBの方針が転換したことに伴い、これに好感して株に買いが入るなどイイ感じとなった週の前半。ただ、欧州やイギリスに関してはインフレがまだ収まっていないことが週末の欧州指標結果により懸念されると再び「売り」が入って下落するという引けにかけてはそういう値動きをとりました。

とはいえテクニカル的に見ても、現段階では上昇の押し目程度の下落であり、いずれ欧州のインフレも収まるだろうと考えているのか暴落というような値動きではありませんでした。

さて、先週の妄想で「底値付近かな~?」とか言っていたら本当に底値を打っていたんだなという今週の値動き。週半ばで発表されたオーストラリアCPIも市場予想より下がっていたことから、インフレのための利上げは本格的に不要となる可能性が出てきました。この指標発表の瞬間、豪ドル円はストン下落するも午後にはすぐ戻して、上昇に転じております。金利差による「買い」が後退する分、短期的に豪ドルは売られはするものの、長期目線で言えば利上げ停止はオーストラリア経済の成長にとってプラスに働くため、「豪ドル」の強さは底堅くなると期待されてのことと思われます。あとは中国経済が回復すれば更なる上昇も期待できることでしょう...まぁ、そもそもそこがアカンのですけどね。中国経済はここから一気に衰退してくる可能性が高いのがツライところです。あそこは金融緩和してるんですよね今。この件に関する細かい話はまた別の機会に記事にしますが、今後の中国経済には暗雲が立ち込めてしまっているのが気がかりです。

4月の間は年度初めということもあり各種株に「買い」も入ることから今からの一か月間は「豪ドル」も上目線に切り替わるものと思われます。よって、ここから安易に「売り」エントリーをしてしまうと捕まってしまう可能性が出てきますので、下落のためのダウ理論が成立するまで「売り」のエントリーは控えるようにしましょう!

来週の値動きで注意すべきは、今週の最安値を割り込んだ下落が出るかどうか、跳ね返されてレンジを形成するか、はたまた更に短期の上昇トレンドを形成し続けるのか?

そんなところを気にしてチャートを眺めておくと良いのかもしれませんね。