市場が期待していた通りのファンダメタル結果が出ず、市場参加者の対象通貨に対する絶望売りからの相場急騰、そしてとんでもない逆行を引き起こした挙句、往復ビンタによる大爆損を個人投資家に与えたかつてない値動きをここに記録しておきます。
ただし、チャート形状だけ見てテクニカル判断をすれば、強めな下落シグナルがあったことを確認することが出来ます。
今回は、ファンダメンタル要因で動いた相場こそ、冷静にチャートを眺め、発生したトレンド方向に従って入り直しトレードをすることが大切であるというお話です。
ファンダメンタルの結果より、遥か上空にあった抵抗帯まで瞬間急騰した相場
これは当然ここから更に上がっていくことだろうと思い、「買い」エントリーをした個人トレーダー達、しかしながら相場は逆行、波の起点すら割り大暴落を決めて下がり続けたという最悪のチャートとなります。
ではこの下落を予想できなかったか?というとそうではありません。
チャート上に綺麗なWトップが完成していた段階で下落に転じるということは確認できたかと思います。
これだけ綺麗なWトップですから当然下落します。よってここから市場参加者が「売り」を一斉に行いました。たった一日で3円以上急騰、そこから4円以上の下落と大爆損を引き起こす究極の全戻し「行ってこい」がここに発生したわけです。
どうせ押し目だろうと買いポジションを持ち続けていたトレーダーは信じられない大爆損をしたことかと思われます。
ファンダメンタル要因による急騰はたまに全戻しすることがあります。
そういうときこそテクニカル分析が大事なことをこのチャートは教えているかもしれません。買いポシジョンの損切判断は、Wトップのチャンネルラインをローソク足実線で下抜けた段階で行えばある程度損を抑制できたかと思います。
下落後の底値は誰にも予想できません。このまま何処までも止まらないかもしれません。
早めの決断が初心者トレーダーの資産を救います。
まずは損切のご決断を...