XXL Loss Case BooK 大爆損

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爆損ケース9 月曜窓開けによる爆損

土日またぎでポジションを持っていた時、よく巻き込まれるのが「窓開け」という金曜終値から、月曜日の始まり値のローソク足までの間に「大きな空白」が出来た状態で取引が始まるという現象です。

普段、チャートは連続的な流れを示すものですがこの場合に限り、週明けイキナリその値になったという状態から始まるわけです。このときの空白地帯が大きければ大きい程、爆損率はより高くなります。

2~3円の窓開けというのはここ最近なかなか無いですが、「クラッシュ」というレベルの窓開けとなればそれ以上もあり得るのです。

ではどういったときに「窓開け」になるのか?

主にファンダメンタルに起因することが多く、相場にとってネガティブな情報が土日に発表される、または発生する、逆に相場にポジティブなことが決まった、発表された等があります。

前者であればいわゆる暴落、後者であれば急騰した後の状態から月曜の取引がスタートするわけです。

かつてブログ主は某エノレドアソのトルコ中銀アーバル宰相更迭事件に巻き込まれ、週終わりの含み益が週明けに大爆損状態になっていたという経験があります。

さて話を戻しまして、今回はこの「窓開け」で最も注意しないといけないことについてお話しておきます。

それは、金曜日の段階で逆指値を指して取引を終え、そのポジションを持ち越していた場合についてです。

自分の持っていたポシジョンと逆方向に窓が開いていた場合、その逆指値の位置で損切りされていれば良いのですが、実際そうはならないというのが今回注目する問題点となります。

窓開けした場合、だいたいの相場は窓埋めという形で、一旦は金曜日の終値付近まで戻りますが、逆指値を指していた場合、市場が始まったと同時に決済が実行されてしまい、そのタイミングとは窓開けで落ちきった状態において決済が行われるため、その時の窓開けの度合いよってはとんでもない大爆損をくらう羽目にもなりかねない危険が潜んでいるという話です。

分かり易く例えで言いますと、

金曜日に 10 lot ポジションを持っていた状態で逆指値を-20pipsほどの位置に置いていたとしましょう。仮に週明け月曜日に-300pipsの窓が開いていた場合、決済はこの-300pipsで実行されてしまうということになります。

金額で言うと2万円で損切りする予定が、30万円の損切をいきなりくらうというわけです。ポジション数が多ければ多い程、それがどうなるかは想像できるかと思います。

初心者の方は指値」とはその値で決済されるものと思いがちですが、実際の約定には相場変動の勢いからくる指値位置からズレて決済実行されるスリッページや、窓開け時のこういった決済実行パターンがあることを知っておく必要があるでしょう。

故に、初心者のうちは週をまたいだポジションホールドは控えておく方が得策だと思います。スイングトレードや長期のトレードを考えている場合は、出来るだけロット数を下げてロスカットされないような資金で取引を行うか、エントリー位置にあまりにも近いところに逆指値を置いているようであれば、金曜日の取引時間が終わるまでに指値位置の調整をしておくと良いでしょう。

初心者には意外と盲点となることですので、窓開けによる爆損には要注意してください。

ちなみに窓開けは土日またぎが一番多いのですが、平日の昼間に突発ファンダが出た場合でも極稀に観測されることがあります。こればかりは防ぎようがないため、そのときは諦めましょう...