XXL Loss Case BooK 大爆損

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オシレーター活用術001 RSIと相場転換 

今回は爆損ケースのお話ではなく、オシレーターを使った簡単な相場転換サインの確認の仕方についてお話ししてみたいと思います。

「RSI」というオシレーターをご存知でしょうか?

このオシレーターは今の相場上で、取引対象の通貨が、「買われ過ぎ」なのか「売られ過ぎ」なのか等を判断するといったものになります。

数値は%(パーセント)で表され、50%を中立とし、30%以下の場合は売られ過ぎ、70%以上であれば買われ過ぎといった判断を下します。

実はRSIとチャート形状の相関性を比較すると相場転換のサインを確認することが出来てしまうのです。とはいうものの、

「絶対に」ではなく、かなりの確率でという目安なので過信は禁物です。

ではどうやって判断するのか図で確認してみましょう。

相場は下落トレンドを示すようなダウの切り下げチャート形状を取っているのに対し、オシレーター側はポジティブなチャート形状を取っているのが確認できると思います。

これは何を意味しているのかというと、市場側は手前まで「売り」トレードを続けており価格が相当落ちた状態となっておりました。そこで、そろそろ買ってもいい相場だと判断をしはじめた結果、「買い」注文が殺到、故にRSI側は買われ過ぎ方面に値を伸ばしたという動きを表しているのです。

これが確認できた後は、ここからは「買い」だと市場参加者が一気に判断し、下落トレンドが転換、しばらくの間は上昇トレンドになるというものです。とはいうもののそれがずっと続くのかどうかは分かりません。

時間足の話でも出しましたが、このダイバージェンスがより長期足で確認できたかどうかが継続時間に関わってきます。

短期足での確認であれば、当然すぐに元に戻ってしまうという点に気をつけなくてはなりません。決済のタイミングをミスしてしまえば爆損にもつながるため要注意です。

おおよそ市場心理が現れた事実の確認ができたことで、相場の転換サインを読み解くことが出来るというのが今回のお話になります。

チャートやオシレーターには市場心理が逐一反映されているものだと覚えておくと良いでしょう!