XXL Loss Case BooK 大爆損

FX超初心者から慣れ立ての人向けの注意喚起と稼ぐ極意を紹介するブログです

2023年 妄想0028 米ドル円値動き確認 4月24日(月)~4月28日(金) まで

「死して 屍、拾う者 無し...」

金曜日の日銀政策金利発表を受けて、米ドル円が大暴騰。名だたるショートポジション組を焼き〇すといった大上昇を見せた週末金曜日の値動き、日本時間24時を越えたあたりから引けにかけては特に上昇も下降もすることなく幕を閉じました。

日銀がここで金融緩和をやめるとは到底思えないまでも、なんかあるんじゃないかと期待して「円」をホールドしていた海外勢、一部投資家の皆さんが一斉に「円売り」を浴びせた結果による大暴騰と以降ショートカバーを巻き込んだ火柱等まさに阿鼻叫喚死屍累々の相場だったと思います。

では早速、内容を確認していきましょう。少なくとも 27日(木)に日付が変わった頃までは相場も下降トレンドを辿っていたのはチャートを見れば確認できるかと思います。短期足では戻り高値、下値共にダウを切り下げるといったまさにお手本的な下降トレンドの値動き。しかし週内で一旦の底値を付けてからは、短期で高値更新をしつつ、底値も切り上げるといった上昇のダウを成立させた短期上昇トレンドが金曜日午前中までは続いておりました。

しかしながら日銀発表の前段階までのチャート値動きを大きな目で見た場合、先週安値を割り込み、しかも戻り高値も限定的、そもそも先週高値を越えられそうもないくらいに弱い上昇でしかなかったため、長期足のトレンド転換が来るのではないかと期待してショートを打ちたくなる気持ちもわからないではありません。とはいえ日銀が「金融緩和は継続!」と言ったら暴騰するのは目に見えているわけですからこの局面でショートを打つのは控えておくべきではなかったのでしょうか?

いわゆる二択のギャンブルトレードであり、二つの選択肢のうち「金融緩和を見直します」は可能性がせいぜい10%あるかないかの話であり、資金に余裕でもない限りは発表前にショートポジションは手仕舞いしておくのが妥当であると考えます。

大爆損してショックのあまりのたうちまわってしまった方もおられたかと思いますが、週明けから再びこの相場を眺めていかなくてはなりません。

今回の一件により、相場は再び米ドル高円安トレンドに突入したことはほぼ間違いないかと思います。週明けは移動平均線の乖離を埋めるための下落も一旦は出るかと思われますが所詮は押し目、トレンドを狙った安易な「売り」エントリーはしばらく控えた方がよろしいかと思います。ただ、日本はゴールデンウィーク、そんな中でも来週は米国の重要指標発表が目白押しな期間です。今の上昇は「米ドル」が強いというよりかは「円」が売られまくった結果に基づく暴騰でしかありません。去年とは異なり今後は米ドルが弱まる展開もそこそこ出てきそうな局面であるため、順張りだからと安易に「買い」でエントリーしてしまうと高値掴みの爆損をする可能性すらあります。

ここからの相場は自身がホールドしたポジションに対し、

ダウが成立せず、否定されたら「即手放す」(即損切り or 微益撤退)

をするのが重要になってくるかと思います。

従いまして、昇りであれ、下降であれ、その今の値動きの「波の起点」が何処にあるかを意識してトレードしていくと自ずと損切、撤退ラインが見えてくるはずですよ!

FXトレード初心者の方は、まず「ダウ理論」を基に取引をしてみると良いと思います。

「高値、安値が更新され続けている限り、ダウは成立し、そのトレンドは継続する」

つまりこの理論が崩れた瞬間に撤退(決済)、利確するのが吉です。

そしてこれは参照している時間足ごとに異なってくるため、トレードスパン(スキャルピングデイトレードスイングトレード)によって使う時間足を選ぶ必要があります。その話につきましてはまた別の機会に...

さて、投機筋の「円売り嫌がらせ」が来ない限り、米ドル円高値も限定的でしかないとブログ主は考えます。米国経済は一見良さそうに見えてはいますが、足元では利上げによる弊害がいろいろと燻り始めてきている次第です。再び銀行破綻問題の浮上や雇用の偏り問題等々、相場を眺めつつ、このファンダ面にも今後しばらくは目を向けておく必要がありますね。