さて本日は「米ドル円」今週の値動き について振り返ってみたいと思います。
米ドル円は急騰したり、大きく売りが入ったりと相変わらず方向感も無く、指標結果によって乱高下をするといった分かり難い値動きした一週間でした。
とはいえ突発の急騰や、抵抗帯のブレイク試しといった値動きを除けば、おおよそ上が130.6円、下が129.1円というレンジ相場となっております。
また、週の後半あたりから高値についてはダウの切り下げをし、安値については切り上げをするといった三角持ち合いの様相を態しております。ただ、この攻めぎ合いも強さ面で言えば若干「売り」の方が優勢のように見えます。
豪ドル円のときにもお話ししました通り、この米ドル円についても週終わりには今まであったボラが消失して引けております。
来週の重要指標を前にどっちつかず、終値もレンジの中央値付近という状況で、いわゆる様子見?なのか現段階では上がるのか下がるのかまったく分からない情勢です。
それ故に月曜からの値動きはよく観察しておく必要がありそうです。中でもこの三角持ち合いがどちらで決着をつけるかについては要注目ですね。
尚、下値の129.1円辺りは今週のみならず、先週から何度かその下抜けを試みてはいるもののレンジ内へ跳ね返されており、なかなか強い抵抗帯のようです。ここを割って下落するようですと2~3円以上は落ちてくるかもしれません。海外投機筋の「円買い」と米ドルに関わる指標結果(雇用統計)が極悪で、FOMCでFRB要人がハト派発言をしようものならそういったこともあるかもしれません。しかしそんなことを妄想していると逆へ行くパターンの方が多いので、そのときの相場で判断するのが賢明ですね。
あまり自身の想いが強すぎたりすると逆行するのが世の常ですので、来週も冷静に現実に即した相場の判断をして行きましょう!
◆重要指標◆
2月3日(金) 日本時間 22:30~ 雇用統計(非農業部門雇用者数)
◆まぁ、うん..的指標◆
2月1日(水) 日本時間 22:15~ ADP雇用統計(前月比)
尚、ユーロが買われるような指標が欧州側で出た場合、その逆相関になるドルは売られて下がりますので、気になる方は欧州が出す指標もチェックしてみてください。