よく耳にする「エリオット波動」とは何ぞや?
どうやって考えるものなのか、トレードにどう活かせるのか?
多くの方が疑問に思われていることかと存じます。今回はこのよくわからないエリオット波動について少しずつ解説を踏まえた上で活用法を紹介していきたいと思います。
ただし、一度に全部ということではなく、回数に分けて順番に説明していきますね。
エリオット波動とは?
アメリカの経済哲学者 エリオット氏 が提唱した株式チャート上に現れる波形理論
「相場には一定の周期があり、推進波5つ、修正波3つ波形がの波形によって構成されている」
という基本理念に則ったチャート上の波形にそれぞれ意味を見出したものとなります。この話は為替相場のチャートにも言えることですので同様に適用できるというわけです。
上昇トレンド時波形パターン
推進1波 上昇波形
推進2波 押し目の下降波形
推進3波 上昇波形(これが一番長い)
推進4波 押し目の下降波形
推進5波 上昇波形
修正1波 下降波形
修正2波 戻り波形
修正3波 下降波形 →次の 推進1波へ...行くかどうかは?
下降トレンド時パターン
推進1波 下降波形
推進2波 戻りの上昇波形
推進3波 下降波形(これが一番長い)
推進4波 戻りの上昇波形
推進5波 下降波形
修正1波 上昇波形
修正2波 下降波形
修正3波 上昇波形 →次の 推進1波へ...行くかどうかは?
基本はこんな感じですが、いざチャートに適用してみようと考えても、どの波形がどれ??となるくらい実際のチャートは素直な形状ではありません。
そして、必ずしも全ての波形に適応できるものでもなく、ある条件をクリアしていなければそもそもエリオット波動という考え方自体が使えないという場面もあります。
上記図内の3波は長い!がデフォルトですが、状況によっては 1波や5波が長くなるといった 通称 エクステンション(延長) というパターンのときもあります。
その辺りの様々な条件や考え方については次回の記事で詳しく説明して行きますね!
といったところで軽くお触り程度の内容をお話して今回は終わりたいと思います。
次回も絶対見てくれよ、なっ!
余談:推進波が修正波に代わるタイミングはいわゆる「三尊」系のチャートパターンと同じです