今週の米ドル円は高値更新を続ける綺麗な上昇トレンドのチャートを描いておりました。途中発表された指標からも依然として金融引き締め下においても米国経済、特に労働市場は強いままという結果を反映させたものとなります。
また引き締め下であるにも関わらず思ったほどインフレも鈍化していないことから今後の追加利上げ幅が再び拡大することを期待し米ドル買いが走った週でもあります。
ところが週末金曜日のNY時間に発表のあった景況指数は市場予想通り-0.2%を記録、景気過熱もそろそろ収まるのではないかと判断したためかFRB側から「次回金融引き締め幅も0.25%が妥当」との旨が発表され、それに伴ったかたちで引けにかけてドル売りの展開となった次第です。
先々週の雇用統計結果から上昇基調であった米ドル円もFRB発言に反応する形で週明けからは一旦の「売り」が入ることも予想されます。それに伴いここからエリオット波動でいう推進4波、つまり押しの下落基調に転じる可能性も出て参りました。
また引け付近のオシレーター波形を見てもダイバージェンスしているため、そろそろ短期のトレンド転換が起こるシグナルかもしれません。
来週は今週付けた高値135.12円を越えられるかどうかが相場のカギとなってきそうです。ただ、高値更新が出来ず下がった場合、戻り売りも狙えそうな相場でもあります。しかし長期的にはまだ円安方向であるため、ここで安易に「売り」ポジションを持ち続けてしまうと大爆損に繋がる可能性も考えられます。それ故に「売り」エントリーは都度細目に利確することを推奨しておきます。
まだまだ推進3波継続か、はたまた推進4波となるか?
「そんな未来のことは今ワカリマセン!」
と、こういう値動き予想をしても大概ハズレるのであくまでブログ主の妄想レベルの話と聞き流し、特に気にしないようにしてくださいね。