豪ドル円に関してはテクニカル的な値動きとなっているだけで、週途中の指標発表時のみ乱高下するものの、大局の流れにはあまり影響していないような値動きであります。
買われ過ぎていたら「売り」が入って売られ過ぎまで行き、売られ過ぎたら「買い」が入って買われ過ぎ付近まで上昇、そしてそこからまた下がるといった単純な流れを延々と繰り返しているだけです。(今は自動売買向き?)
米ドル円相場が「米ドル」の弱体化で下がってきているものの、それに押されていた「豪ドル」がその結果として返り咲きを見せているのが現状ですかね。
それでは改めて今週の値動きを確認してみましょう。
今週はオーストラリアの消費者物価指数の発表がありましたが、やはり鈍化した結果となっておりました。それに伴い一時「豪ドル」も売られて下げはしましたが、これまでの流れ同様、そこから急落ではなく押し目をつけたら買いな流れで再び値を戻してきております。
ショーターの皆さんは「豪ドル」は高値圏だから売ればええんやぁーっ!と安易に売りを入れた結果、今の上昇で爆損するということを繰り返しているようですが、オシレーターを眺めてショートエントリーに良いタイミングか悪いタイミングなのか確認していればそうはならんやろな単純な流れのチャートです。
先週の高値安値に比べると辛うじて上昇のダウが成立するような形となっております。
高値は微更新ですが、下値はそこそこなレベルで切り上げていますので、突発に何か起こらなければ来週はいよいよ上抜けして99円を目指す上昇を見せてきそうではあります。いつも影響されまくる各国の株価についても、利上げ観測が後退していることでヒャッハー気味に上昇しております。また、100%嘘だとは思いますが中国関連指標も表面上は良い結果となっているため「豪ドル」買いには追い風となっております。
ただし、米ドル円と同じようにクソザコ通貨がどうなるか?によっては急な値崩れを起こすこともあるかもしれませんので、これまでと同様に利確は細目にしておいた方が良いでしょう。
「売り」たい気持ちも分かりますが、まだそのときではないということだけは記憶に留めておく必要があると思います。
とはいえ、こちらの豪ドル円通貨ペアはいずれ確実に落ちます。マイナススワップ地獄を耐える根性があるのであれば、高値圏である今「売り」で入るのも全然アリかもしれませんがお勧めは致しません。
続いて「豪ドル米ドル」の流れも見てみましょう。
「米ドル」が弱体化したことにより着々と上昇しております。抵抗帯に来て跳ね返されてもほぼ上抜けしてレンジ帯を上げていくといった流れになっております。
上昇トレンドも継続していますのでダウの否定が入らない限り引き続き上目線で良いかと思います。しかしながら引けの段階では買われ過ぎ領域まで来ておりますので、ここからの「買い」エントリーは「売られ過ぎ」付近まで落ちてから入るようにしましょう。
以前からお話しておりますように、豪ドル米ドルは普段の最安値が1豪ドル 0.7米ドル前後であるため今の段階ですら底値圏です。裏を返せば「米ドル」が本格的に弱体化している今は安易にショートを打つのは危険だということです。突発ファンダで暴落が出なければ基本は「買い」エントリーを推奨しておきます。
年末に向けて、株買いが走るところだと思いますので「豪ドル」は引き続き強い状況は続きます。全世界景気後退懸念もありますが、今のところそれもすぐではありません。豪ドル円は売りたいというトレーダーが山のように居ることも事実ではありますが、今すぐ下がる分けではないため、全てはマイナススワップとの相談で決めてください。
悩んだときは我らが爆損王のマイナススワップ地獄をご覧になってから決めるのも良いでしょう。いつ来るとも分からない景気後退に全てを賭ける漢の生き様を見てどう感じたかがあなたの答えだと思います。
しかし、暴落はある日突然やって来る
すなわち
暴落は「忘れた頃」にやってくる...
ありゃあ、天災と同じだべ
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