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米ドル円 FOMC発言内容まとめ

本日、日本時間早朝4:00~ に行われたFOMC(アメリ連邦公開市場委員会)における発言内容をまとめておきます。

中でも今回は特に気になる発言がありました。

それは

「数人の当局者が0.50%の利上げを支持している」

です。

この発言により、米ドルが一時買われる展開もありました。

以前「次回3月の利上げ幅は0.25%が妥当」という発言をしていた内容から一変、このインフレは楽観できないものではないか?という焦りが一部の当局者に見え隠れしはじめているのかもしれません。

それでは他の発言内容についても見てみましょう。

・「当局者のほぼ全メンバーは次回0.25%の利上げを支持している」

・「金融緩和は、より厳格な政策が必要になる可能性がある」

・「経済へのリスクはダウンサイド(目標値を下回ってしまう可能性有)」

・「債務上限交渉は金融、経済に重大なリスクをもたらす可能性がある」

・「インフレ目標値達成のため、更に利上げが必要であると全当局者が同意している」

・「一部の当局者は2023年のうちに景気後退をする可能性があるとみている」

・「今のままの強い労働市場が続けば、インフレに上昇圧力がかかってしまう」

・「過去3か月のインフレは緩和したものの、ここから更に進展する必要がある」

・「中国経済再開、及びウクライナ戦争も含めてインフレが悪化する要因になる」

<おまけ>

ブラード・セントルイス連銀総裁発言(前日NY時間手前の発言)

「米国経済は我々が考えていたより強い」

我々は政策金利を5%以上に引き上げる必要があると考えている

その政策金利が5.375%に達すると予想している

「市場は米国景気後退リスクを過剰に織り込んでいる可能性がある」

「23年内に経済成長は緩やかに減速、それに伴って物価も下落すると予想」

「23年内にこのインフレの制御に成功する可能性もある」

 

以上の内容からも、しばらくは追加利上げをする姿勢を崩さず、状況によっては再び0.5%利上げを行うかもしれないという含みを持たせてきました。

金融引き締めが続くことは株価にとっては非常にネガティブであり、ブログ主が大好きな「豪ドル」にとって最悪の状態であると言わざるを得ません。完全に余談ですが、オーストラリア自体、最近の経済指標がことごとく悪いため、この先更に通貨価値が弱くなる恐れもあるというまさにダブルパンチの状態。

ドル円は昨年ほどの異常な急騰こそ無いものの、今後も続く利上げによって今年も140円くらいまでは値を付けてきそうな予感さえします。とはいえ今のところは135円手前でもみ合っている状況でしかないため、そうなるのは遠い未来の話...だといいなぁ~(ブロリーの口調で