XXL Loss Case BooK 大爆損

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2023年 妄想0037 米ドル円値動き確認 5月29日(月)~6月2日(金) まで

さて、今週は重要指標が目白押しだったこともあり、米ドル円相場は大きく動く場面がありましたが、全体の流れとしては週始まりからの短期下降トレンドが週末の相場で一旦否定され止まったという形で市場が引けたという状況下にあります。

週の途中に「6月の利上げは見送るかもしれない」といったFRB関係者からのアナウンスが市場に伝わったこともあり「米ドル」はこのまま下落するのでは?とも思われていた節がありましたが、市場予想値よりも強い米国雇用統計(非農業部門)結果が発表されるや否や上にドゥーーンして直近高値、安値を共に切り上げ更新、このことにより週明けからは短期上昇トレンドをみていく必要があると考えられます。

それでは今週の米ドル円チャートを眺めつつ、確認してみましょう。

先週に引き続き、週足レベルにおける高値、安値が先週のそれと比べて切りあがっており、今週もまた上昇ダウが成立しています。よって週明けに押し目を付ける下落が出た場合は積極的に「買い」エントリーするのもアリかと思われますが、上値についても少し考えておかなくてはなりません。米国雇用統計結果が思った以上に良かったからと米国の経済はまだまだイケるとノリノリで「米ドル」が買われていっていたようですが、指標の中にあった失業率が上昇していたことを忘れてはいけません。話によると、米国は若者の失業率が増加しているそうです。そして若者に限った話ではありませんが利上げによる収益悪化からか企業系の失業率が増加していることもあり、労働者側はアルバイトをWワーク、すなわち掛け持ちでいろいろやっているといった状況のようです。その結果、それら労働者数のカウントが倍増してしまったことで今回の上振れ雇用統計結果が出て来たようです。見せかけでは経済まだまだ最強ウェーイ!しておりますがその実、水面下では労働市場はエグいことになってきていると見て間違いないでしょう。このメッキが剥がれるまでは「米ドル円」は今の水準で推移するかと思いますが、米国債の格付けが落ちることもほぼ決まっていることですしそれと併せても、ファンダ面だけ見れば米国経済は非常に雲行きが怪しいものであると警戒しておいた方が良いでしょう。

ただ、テクニカルだけで見れば、指標前の乱高下でつけた138.44円から徐々に安値を切り上げてきていることからも週明けに一旦の押し目をつけた後は141円上抜けトライをする流れになると見てほぼ間違いないかと思います。よってロングエントリーの利確ポイントとして140.9円くらいを目途にしておけば来週はそこそこ稼げるのではないでしょうか?

 

最後にいつもこのブログを眺めてくださいます皆さんのために少しだけ小技を紹介しておきます。

「Wボトムが出ると相場の流れが下降から上昇に転換する」という話はよく耳にされるかと思います。これは着目したWボトムが成立したか否かで決まる話であり、そもそもどうなったら成立したと言えるのか?という話ですが、まずは上のチャートをご覧ください。「基準」としているラインは俗に言うトレンドラインを引くやり方と同じ引き方で引いたものです。Wの字の下のトップを通るように引き、下ヒゲをより多くかすめるようにセットするのがポイントになります。そしてこのラインに対して平行に引いたものが①~はじまる各ラインとなっております。①の起点についてはWの真ん中の頂点に合わせます。これだけ見ますと基準ラインと①ラインは平行チャンネルを引いた状況と同じということが分かるかと思います。このとき、ローソク足が①ラインを実体線(ヒゲはNG)で越えたことが確認できた段階でこのWボトムは初めて成立したと判断できるのです。逆に基準ラインを割って下がってしまった場合は不成立となります。それ故に、チャンネルライン内を上下に行ったりきたりして時間がかかればかかるほどその後の価格帯は上昇することになってしまいます。そして今回もっとも大事なのはその後、仮に①ラインを突破したら何処まで伸びるのかについての判断です。各節目は上の図にあります過去の下降トレンドにおける「下降起点」から引いた平行ラインにぶつかるまで伸び、そこを越えたら次のラインまでと判断していくのがこの技のポイントになります。成立、不成立については各ラインを実体線で上に抜けるか下に割るかで判断するというのは先のWボトムの話と同じです。

上の図は現段階の米ドル円ローソク足チャートの日足になりますが、今はまだWボトムが成立しておりません。見ると分かりますように①ラインの手前で返されていることが確認できるかと思います。ここを週明けに突破するようですと更に上の値も考えられるという判断がつきます。人間はどうあれAIはまず突破を狙ってくると思いますのでトライのための上昇は必ず出てくるものと考えられるわけです。この小技は1時間足以上のローソク足に対して有効ですので、トレードの利確ポイント決めの参考に活用してみてください。