米国消費者物価指数CPI結果が発表され、前回より0.1%だけ鈍化しインフレも落ち着きをみせて...いると思っていたのか?
指標発表直後だけは「米ドル」売りも出ましたが、
ハイ、全モ~~
から~の高値更新、そしてその後の経済指標の悪化を受けてまた落下。
迫る日銀会合の金曜日、糞みたいな会見内容でしたので上にぶっ飛ぶかと思いきや、上値重しのままという...果たしてこれが週明けからどう動くのか?
それでは改めて今週の米ドル円の流れを見てみましょう。
CPI発表前までは、まぁ大した動きもなくのらりくらり、およそ鈍化しているだろうとは考えられつつも、仕掛け売りや買いなど大口の嫌がらせ売買が行われて動く以外は変化なしでした。CPI値の鈍化を受けて大きく相場は動いたものの、FRB側は「3%のままでは高すぎる」とし、タカ派姿勢を崩しておらず「市場の利下げ期待」は大きく後退したことになります。当然金利も高止まりすることになるわけですから、単に下がっただけでは当然買戻しも入ります。そして上昇は更に上へと...日銀会合直後は糞みたいな表明内容「検討することを検討する」という?妙ちくりんな言い回しと共に、まさかの「やるやる詐欺」発言をし、ガイコツ就任後としては初めて市場を煙に巻いた次第です。
今までのガイコツ発言はストレートな物言いがほとんどでしたので、ここに来て「やるかもしれないよ~?」の匂わせ発言を実施するとは思いませなんだ。キシーダにその編は釘を刺されていたのでしょう。その結果、これまでのように会見後の米ドル円大暴騰を招くことなく、相場はある程度のところで踏みとどまっております。
でもチャート的に見ると週明けからまた上を目指すんじゃね?状態で引けてはいるのです。とはいえ米国の景気悪化はいよいよ如実なものになってきていることからも、米ドル円が更に上を目指す展開も同様に考えにくいかもしれません。
結局は高止まりのままでありますから、ショートなど以ての外ですが、ロングを打つにはいささか高過ぎる位置です。
何かのキッカケで下がったときに「買い」を入れるという、いつもの如き流れが引き続き行われていくことになるでしょう。
今週の相場においてユーロ圏であるフランスのイザコザを発端とした「ユーロ」売りが出ております。この兼ね合いから「ユーロ」を売って「米ドル」を買うという動きが本格化しそうです。「米ドル」自体が弱まっているため、ユーロ米ドルが大下落する程の値動きこそ出ていませんが、「ユーロ米ドル」については戻り売りを狙ったトレードは確実に出てくることになるでしょう。これは即ち「米ドル」買いを意味します。
こうなってくると単純に「米ドル」落下も起こりにくくなり、米ドル弱体化に伴った「米ドル円」下落を考えるのはかなり難しいかもしれません。
「円」が強くなるかと言えばそれも難しく、今回の一件で「円売り」は収まりつつあるものの「利上げ、国債買い入れ縮小」について7月の日銀会合時までその政策方針の詳細は明かせません発言が市場をかき乱しましたが、その当日に糞みたいな内容と知れれば、怒りの激烈円売り展開もあり得ます。故に次回日銀会合までは、引き続き下がってきたら「買う」程度のトレードで良いかもしれません。
いずれにせよ米国は未だ「利下げ」をしたわけではないという事実は変わっていないということを留意してトレードをする必要があるでしょう。そして、いつ利下げするかもよくわからないため、トレンド転換を意識した「売り」エントリーは今しばらく待った方がよさそうですよ?
もうこの相場
スキャルピングしか勝たん
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