結局は光の速さで停戦?となった中東の小競り合い。
トランプ大統領が誇張して米国の手柄的に発信してましたが、イスラエル、イランは水面下で再戦前の準備を進めているように思えるのですが、果たして?
とはいえ、市場はリスクオンに切り替え、株価が上昇するなど状況は一変しました。
よって「米ドル」売りが強まり、相対的に「豪ドル」の強さが上昇したといった流れです。
それでは今週の豪ドル円の流れを振り返ってみましょう。
週明け早々は「米ドル円」が急騰したという状況でしたが、「豪ドル円」は言うほど上昇しておりません。
そして「米ドル円」が一旦の下げを見せている場面においても、こちらのクロス円通貨ペアはレンジしていだけに留まっております。
「米ドル」の弱体化が著しかった1週間でしたが、結局のところ「豪ドル」自体はさほど強くないということが分かると思います。
「豪ドル米ドル」についてチャートを見ると大きく上昇しており「買い」が選好しているかのような相場観になっています。
一見すれば「豪ドル」が買われているかのように錯覚しますが、「米ドル」が売られまくっているというだけです。
中東情勢の地政学リスクが下がったことで市場は楽観ムード、各種株価が上昇する流れとなっているため、本来であれば「豪ドル」自体も強くなりそうではありますが決して強いというわけではないようですね。
イケイケムードで上昇するというよりは「米ドル」が何処まで落ちるかが今後の相場のカギとなりそうだと言えるでしょう。
結局のところ「円」、「米ドル」が弱々なだけで「豪ドル」自体はあまり動いていないといった状況です。
その結果が下値切り上げの上値重いといったレンジ相場から抜け出せておりません。
大きくトレンドが出るような相場では無いため、こちらのクロス円についてはブレイク狙いよりも上値付近では「売り」、底値についてはトレンドラインを直近安値をベースに引き、そこで上に跳ね返されるようであれば「買い」といったトレードスタイルで良いように思えます。
中東情勢は本当に沈静化したのか、少し注意しておいた方が良いかもしれません。
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