米ドル円の記事側でも触れましたが、今週は神田財務官による為替介入が実施されました。これにより当然クロス円側にも影響が出てきております。
あと少しで1豪ドル110円という大台をつけるところまで来てはいたものの、この為替介入によって一旦下落しております。
それでは改めて今週の値動きを振り返ってみましょう。
「米ドル円」も上昇していたのでどちらにせよ週半ばまではこちらも上昇トレンド。
そして米国指標が軒並み悪いとは即ち利下げ期待前進、株価上がる、「豪ドル」買われるの流れと、更にインフレ高止まりのオーストラリアとくれば「豪ドル」が買われないはずもなく...というお約束の流れで強いですね。
そこを打ち破ったのが、為替介入。
「豪ドル円」は所詮クロス円であるため、「米ドル円」が急落すれば影響も大きいですが、実のところそこまでは下げていません。
それはなぜか?
「米ドル」が落ちた分「豪ドル」が相対的に強くなっていることに併せ、「買い」も入っているため「豪ドル」自体が強いのです。そしてこの強さは全世界株価暴落がやってくるまで続くことになるでしょう。
我らが爆損王が株価暴落動画を久しぶりに上げていたことからも、株価の暴落が直近で起こることはまずあり得ません。現段階でそれを気にする必要はないでしょう。
「米ドル円」は追加介入が当然襲ってくることになるため下がるかもしれませんが、およそ「豪ドル」が強くなる分、「豪ドル円」としての下げ幅は限定的です。
「豪ドル米ドル」のチャートを見ると分かるように
レンジ相場のような様相が、一段上の価格帯にシフトしています。
これがレンジのままならば下落もあり得ますが、切り上げている分、まだまだ買い場であることに違いはありません。
豪ドル米ドルの価格帯は現段階においても通常時の安値圏よりも下に位置しています。米国の利下げが予定通りなら再び1米ドル 0.7豪ドルという平時安値下弦に戻ることになるでしょう。
テクニカル面だけで見れば、「豪ドル円」は買い場です。為替介入の追撃が収まったとしたら再び110円を目指して上昇することになると思います。
それ故に、トレンド転換したんだと今の段階で「売り」を入れるのは危ないです。
「日本円」というものの扱われ方が以前と異なってきていることからも安易に「円買い」に走ると思わぬ爆損を招くことになるでしょう。
しかしながら「米ドル円」が上昇すれば介入してくるわけですのでコレに巻き込まれないようにしなくてはなりません。
今はロングを持ち続けるのは危険なため、ある程度の利幅でこちらについても利確してトレードを繰り返すようにしておいた方が無難でしょう。
神田財務官が7月いっぱいは業務を行っていることを忘れてはいけませんよ?
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