5月も終わりました...
その最終日にはいよいよ前回の為替介入をやったのかやっていなかったのかの結果が発表されたわけですが...
その結果はもちろん
黒
です。
いやぁ、あんだけニヤついて記者の質問に答えていれば誰でも気づきそうなものです。
というわけで、ほぼ全ての人が
「うん、知ってた」
という事案でした。そんな為替介入も虚しく、いよいよ米ドル円相場も157円台を頻繁につけるところまで戻ってきてしまいました。
それでは改めて今週の値動きを見てみましょう。
先週に比べて若干の高値更新と、週足最安値の切り上げをしております。ファンダ面から言えばどうみても「米ドル」下落展開の真っ只中なはずなのに、いつもの如く「円だけがクソ弱い」という状態が続いており、妄想記事にて度々(いや、毎回か?)書いてきました通り「米ドル」自体がいくら下がろうとも、「円」が爆安レベルを毎度毎度更新していくため「米ドル円」としては価格帯が落ちません。
原因は日銀政策と国内中小企業の業績、ド腐れ日本政府のオポンチ経済政策等々、上げだすとキリがないですが、「円」が買われる理由が今のところありません。
「米ドル」が陥落しだすと途端に上がりだすのが株価、そうなると「豪ドル」や、「米ドル」のカウンター通貨である「ユーロ」が上がりだします。その結果、クロス円関連の暴騰へと繋がり「円安」地獄に更なる拍車をかけてくる始末...世界的にインフレが再燃しそうだなどという情勢に再び傾きつつあるため、「円」爆安地獄は今しばらくは続きそうです。
そのため「米ドル円」はこの後、ほぼ間違いなく160円台へのトライが実施されるものと思います。6月に再び神田財務官による任期最期の為替介入が行われるかもしれませんが、それについてはこの後の値動き次第かと思います。
「米ドル」が陥落するためには米国の「利下げ」が必須項目であり、これが実施されなければ、景気後退によって「米ドル」下げが起きている現状であっても通貨ペアで見れば更なる値ごろ感より「米ドル円」キャリートレードが一層捗ってきそうではあります。
さて、そんな状況ですが1時間足レベルのチャートだけでみますと今週は底値が堅いものの上値もまた限定的とレンジ相場の様相を呈しております。
特段材料がないわけではないですが、「米国景気後退懸念」がいよいよ本格化しだしそうですので今までのように安易な円売りトレードは市場側としても控え気味なのかもしれません。
来週は米国重要指標も控えておりますので、米ドル関連のトレードが活発になるのはやはりニューヨーク時間ということになるのではないでしょうか?
また、テクニカル面だけで見れば今週の引けは中立からちょい上程度まで米ドル円の価格帯をあげて引けてはいます。とはいえ直近高値に対しては2段切り下げているのがチャートより分かると思います。週明けは上下どちらへ進展するかはなんとも言えない箇所ではあるものの、およそ156.38円付近へのトライは確実にあるものと考えられます。この地点で相場がどちら方向へ動くかを見極めてからエントリー方向を考えるというのが大事でありそうな局面です。
しかしながら、「円」のクソザコ化が止まらない以上、いつもの如く
下がったら買い相場
なのかもしれませんね。
いずれにせよ、米国が利下げに走らない限り、今の価格帯は一生維持され続けてしまうのでしょうねぇ...
とりあえず「売られ過ぎ」に差し掛かってきたら「買い」エントリーで少し拾っていくを繰り返してトレードしていく戦法が良いんじゃないでしょうか?
ハイレバトレードに関してはスイングではなくド短期でやる、これだけは守らないとロングのストップ狩りや緊急ソーラービーム照射に巻き込まれて大爆損退場必至の荒れた相場であるということを忘れないようにしましょう。
そして、レンジの下限上限のどちらに抜けていくことになるか?ということには常に目を光らせ、米国指標発表前にはポジションを整理しておくというのが引き続き必要そうです。指標ギャンブルだけはオススメしませんが、基本的に指標結果が悪いため「売り」
...と思っていたのか?
ここ最近、安易なトレードをする個人を狩るためなのか逆方向へ相場をワザと動かす仕掛けが散見されております。指標発表後にすぐ相場に飛び乗るのではなく、落ち着くまでは様子見をするということを初心者の方は心掛けるようにしましょう!
でないと、たとえ目線が合っていても簡単に○にますよ?
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