XXL Loss Case BooK 大爆損

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2023年 妄想0005 米ドル円値動き確認 1月30日(月)~2月3日(金) まで

渦中の米ドル円、今週最後の雇用統計結果+αによる急騰は約3円と久しぶりの火柱展開となりました。

あまりの急騰っぷりに「売り」を入れていた人が一瞬で灰になった瞬間でもあります。

ではそんな今週の米ドル円値動きを振り返ってみたいと思います。

金曜の雇用統計まで下落続きだった今週のチャート、実は一旦の相場転換シグナルが隠されていたことに皆さんお気づきでしたでしょうか?

腐れ指標のADPに騙されたトレーダーの方々も一部いらっしゃるかと思います。まぁ景気後退だし、これまでの指標も悪いから「売り」だよねぇ~と安易に考えてしまっていると大爆損を喰らわせる恐るべき罠がここに潜んでいたわけです。米国は景気後退と言っても、単純に「景気が悪い!」というわけではありません。

FOMC後のパウエル議長の発言内容を意識されたトレーダーが水曜日あたりからいたのか、この付近から米ドル円の底値が堅くなってきていました。ADPがまた頓珍漢な値を出しているに違いないと踏んだトレーダーが「買い」を仕込み始めたためか、RSIがダイバージェンスし始めていることも確認できます。

そして案の定、金曜の雇用統計結果は予想値を遥かに超えた値が発表された結果、一斉に「ドル買い」が入り、そして「売り」側の損切による「買い」も合わせて入ってきたことから、相場は一気に急騰しました。雇用統計後に発表された非製造業景気指数も50.0を超えていたため、アメリカの景気はまだまだ後退していないという事実が再び130円台まで戻す要因となりました。

しかしながら、現段階では直近高値を超えておらず、週明けから再び売りも入ってくる可能性があります。

急騰し過ぎた場合、一旦の利確売りも入り易いことから移動平均線乖離を埋めに行く下落がかなりの確率で起こります。また、MACD終値付近の流れからも徐々に売りが入り、上値が重いという状況が確認できるかと思います。

週明けいきなり下落ということは無いとは思いますが、各市場毎の「買い」、「利確売り」が混在して一巡した後、相場は再び下落し始めるのではないかと妄想しております。米国の指標結果とFOMC関連の発言には今後とも要注意な相場が続く予感がします。

あともう一つの懸念事項としては、ここに来て浮上してきた中国との一触即発の対立危機という地政学リスクです。これについては何も無ければ良いのですが...